【レビュー】『技術書』の読書術

どうもです、タドスケです。

先日、「『技術書』の読書術」という本を読みました。

読書術の本はこれまでに何冊か読んだことがありますが、この本ならではの学びがありましたので、感想記事を書きたいと思います。

本の内容を詳しく知りたい方は、著者による講演動画がありますので、そちらを観ていただくのをオススメします。

「技術書」の読書術を達人に聞いてみた – Forkwell Library #10

この記事では、本の中で「これは大事!」と思った部分をいくつかピックアップして、僕なりの解釈でまとめています。

タイトル画像は、Amazon の商品ページから引用しています。

目次

本と自分のレベルを意識する

本からどれだけの学びを得られるかは、「自分の知識レベルが本のレベルに合っているか」に関わってきます。

特に技術書では、その本が

  • 概要を知りたい人
  • 現場で使いたい人
  • 理論を深く研究したい人

のどこに向けて書かれたものなのかによって、内容もガラっと変わります。

僕がよくやらかすミスは、最初の一冊に「実践 C++」みたいな本を選んでしまうことです。

このレベルの本は、実際にコードを書き始めて、「もっといい書き方はないか?」「こんなことはできないか?」と思った時に役に立つものです。

結果として、

こんな内容も理解できないなんて、自分は頭が悪いのでは?

と思ったり、読むのを止めてしまったりすることもありました。

しかし諦めるのはまだ早い!

「レベルが合っていないから読めない」とは、裏を返せば「レベルが上がってからなら読める」ということでもあるのです。

入門レベルの本や Web サイトを読み、実務経験を積んだ後で改めて読み返してみると、いつか

あれ、わかる…!!

という瞬間が来ます。

自分のレベルアップを実感できる、うれしい瞬間です。

一度この経験をしてから、「読んでみたけど理解できない本」に出会ったときでも、「”今の”自分には合わない」と割り切れるようになりました。

そうしていったんしまっておいて、気が向いた時に Kindle ライブラリの奥深くから取り出して読み返すようにしています。

たまにはあえて関係ない本を読んでみる

本書では、「学びたい分野とは全く関係のない本」をあえて読んでみることもおススメされていました。

理由は以下です。

  • 知らないことを学ぶのは新鮮で、純粋に楽しい
  • ライバルが読まない本を読むことで、一発逆転を狙える
  • 他の分野のノウハウが活かせることがある

これは僕自身も強く同意することです。

事実、ブログの勉強で身に付いた文章力やマーケティングの知識のおかげで年収アップ転職に成功しました。

転職先でも、健康に関する知識を共有することで、「健康のことなら(タドスケ)さんに聞こう」という認識が広まり、職場での良好な人間関係を作るのに大いに役に立ってくれました。

知識は学んだ時点ではただの「点」ですが、環境や工夫次第でそれはある日突然「線」になり、気が付けば自分の個性を支えてくれる「武器になるのです。

今後も自信をもって「すぐには役に立たない知識」を学んでいきたいと思います。

学習効率を上げるツールたち

本書では、ただ本をたくさん読むだけでなく、読んだ本の記録を残したり、学んだ内容を発信したりすることにも触れられています。

その中で印象的だったのは、ツール類の紹介でした。

一番感心したのは、「紙の本をスマホのカメラで撮って、OCR 機能で文字認識させて、デジタル化して、読み上げさせる」という方法です。

名著と言われる技術書の中には、電子書籍版が無いものもあります。

そういうものでも、スマホが一台あれば素早くテキストデータとして取り込むこともできます。

英語の本であれば、スマホに英語を読み上げてもらえばその場でリスニングの練習ができます。

電子書籍がメインとはいえ、まだまだ紙の本を読む機会も多くあるので、ぜひ活用していきたいと思います。

まとめ

「『技術書』の読書術」の内容から、いくつかピックアップして感想をまとめてみました。

ブログ、YouTube、ChatGPT で手軽に勉強ができる時代になったとはいえ、「体系的な知識を学べる」という点で、まだまだ本の価値は健在だと思います。

今後も技術書だけでなく様々な本を読み、思いもよらないところで知識が活きる瞬間を楽しみにしたいと思います!

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