どうもです。タドスケです。
現役ゲームプログラマーの僕がこれまでに学生さん・新人さんからいただいた質問をまとめるシリーズ。
他の業界のプログラマーとの違いは?
今回はこちらの質問に答えていきます!
回答内容は僕の個人的な見解です。 業界・会社を代表するものではありませんので、ご了承ください。
目次
全ての工程に携わる
一般的なソフトウェアの開発工程は以下のようになっています。
- 企画
- 要件定義
- 設計
- 実装
- テスト
他業界のSEだと、若手のうちはテストや開発(下流工程)のみを行い、ベテランになると要件定義や設計(上流工程)のみを行うケースも多いようです。
これに対してゲーム業界では、経験年数を問わず全ての工程に携わります。
企画段階にも介入が可能で、プログラマーが仕様を決めることすらあります。
(別記事で詳しく書く予定)
1年目などのごく経験の浅いうちは先輩が要件定義(プランナーとの仕様相談)を行ってくれますが、3年目になる頃には1人でプランナーと打ち合わせて実装内容を決めることになります。
逆にメインプログラマーになったとしても、実装作業がなくなることはありません。
テストについても専門のチェック部隊(QAチーム)はいるものの、まずは自分で一通り確認してから依頼するのが基本です。
ゴールが無い(動く)
ゲーム開発は仕様通りに作ってもそこがゴールではありません。
実際に遊んでみて「面白くない」となったら、一から作り直すこともザラにあります。
期間内に早く実装を終えたとしてもギリギリまで調整作業を行い、少しでも面白くしていくことが大事です。
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