【ゲームプログラマーFAQ】プログラマーかシナリオライターか?

どうもです。タドスケです。

現役ゲームプログラマーの僕が、
これまでにいただいた質問をまとめるシリーズ。

今回はTwitterのフォロワーさんからいただいた以下の質問に答えたいと思います。

娘がゲーム業界を志望しています。

プログラミングが得意なのですが、趣味でノベルを書いており、シナリオライターにも興味があります。

プログラマーとシナリオライター、どちらで志望するべきでしょうか?

今回は現役ゲームシナリオライターの奥さんからも意見をもらいましたので、よりリアルなお話ができるかと思います。

回答内容は僕の個人的な見解です。
業界・会社を代表するものではありませんので、ご了承ください。
目次

結論

「本人がやりたいようにやるのが一番」というのは簡単ですが、ゲーム業界で手堅いキャリア形成を心がけてきた僕の立場から、より確実性の高いアドバイスを送らせていただきました。

  1. まずはゲームプログラマーとして働く
  2. 趣味でインディーゲームのリリース実績を重ねる
  3. 趣味のゲームが当たったら、その実績を武器に転向を目指す

まずはゲームプログラマーとして働く

ゲームプログラマーに比べてシナリオライターは非常に狭き門です。

その狭き門のほとんどは実務経験者や外部の有名作家で占められ、実務未経験でいきなり入れる可能性はかなり低いでしょう。

入れなかった場合のことを考えると、いきなりシナリオライターだけで食べていこうと考えるのはリスクが高くなります。

その点プログラマーであれば、

  • とりあえず食べるのに困らない
  • 他業界にも転職しやすい
  • 趣味のゲーム制作にも活かせる

というメリットがあります。

まずは得意を生かして足場を固めることをオススメします。

趣味でインディーゲームのリリース実績を重ねる

プログラマーとして安定した収入を得られている間に、趣味のゲーム制作を行います。

そこで存分にシナリオライターとしての腕を振るってください。

ノベルを書くのも良いですが、ノベルとゲームシナリオは微妙に異なるスキルなので、実際にゲームを作りながら学ぶのが一番です。

作ったゲームは自サイトやSteamなどで積極的に公開し、ユーザーの反応を見ましょう。

趣味のゲームが当たったら、その実績を武器に転向を目指す

趣味のゲームがヒットしたら、その実績を武器に社内での転向・他社への転職・独立に挑戦してみてください。

「あのゲームのシナリオ、全部私が作ってます」と言えるのは強いです。

仮に受からなくても、そのまま今の生活を続けることもできるので、リスクもありません。

足場を固めることの重要性

今回特に僕がお伝えしたいことは「足場を固めることの重要性」です。

ゲーム制作はどうしても「当たり外れ」のある世界なので、挑戦し続けることが大事なのです。

安定した収入を先に確保することで、何度でも挑戦することができます。

それに得意な分野では成果が出やすく、周りからも頼りにされるので、仕事にやりがいも出てきます。

案外プログラマーの仕事が気に入って、「このままプログラマーがいいや」となるかもしれません。

何を隠そう、僕もそうでしたからね😁
(元プランナー志望)

以上、参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次