どうもです。タドスケです。
僕が仕事・家事育児・投資などを行うにあたって普段心がけていることに
意志<ルール<仕組み
というのがあります。
この考えは、
- 目標を達成したい
- 日々の生産性を上げたい
といったケースで有効だと思うので、紹介したいと思います。
貯金の例
目標達成の例として、
月に1万円貯金(投資)する
というケースについて考えてみましょう。
意志
1万円貯金できるように節約するぞ!
と決意して頑張ろうとするのは得策ではありません。
つねに節約のことを考えるのはエネルギーを使います。
体調が悪かったり予定外のトラブルが起きたりすると
今月はこれがあったから仕方ないな
なんていう言い訳をしたり、自己嫌悪に陥ったり、やっぱりダメだと諦めてしまったりします。
人間の意志というのは意外に脆いものなのです。
ルール
この問題を避けるには、判断する機会を減らすことが大事です。
そのためには節約に繋がるルールを決めてしまいましょう。
例えば貯金用の口座を用意して、給料が入ったら先に1万円を貯金してしまうようにするのです。
こうすれば残ったお金でやりくりせざるを得なくなるので、強制的に貯金ができます。
もちろん、貯金用の口座から引き出すのは禁止というルールもつけて。
仕組み
ルールでも十分に思えますが、まだルール通りに動くかどうかを判断する余地があります。
給料日に忙しかったりすると、つい振り込みを忘れてしまいがちです。
そこで有効なのは、振り込みを自動化してしまうことです。
具体的には、銀行口座の定期振込を利用して給料日に1万円を振り込むように設定します。
これにより、何も考えなくても毎月1万円貯金できる仕組みができあがります。
一度設定してしまえば、あとはやることは何もありません。
1万円少ない生活をする必要はあるのですが、不思議なことに、初めから貰える額が少ない分には意外と何とかなってしまうものです。
応用
この考え方は他の事にも応用できます。
例えばプログラマーの仕事としてバグを減らすことを考えてみます。
意志
入念にチェックしよう
と心がけたとしても、疲れていたり締め切りに追われていたりすると疎かになりがちです。
ルール
- 締め切りに追われずに済むように、工数見積もりを直感の○倍取るようにする
- コードレビュー、ペアプログミングを導入する
- コード解析ツールを導入し、ツールにかけてからじゃないとコードを公開してはいけないようにする
というようなルールを設けることで、都度判断する機会を減らせるようになります。
仕組み
タスクスケジューラ・Jenkinsなどの自動実行ツールを利用して、定期的にチェックが行われるように設定します。
チェックでエラーが出た場合、コードの最終更新者にメッセージを送って知らせるようにもできます。
こういった仕組みがあれば、個々人が気を付けるよりもより確実にバグを減らすことができるでしょう。
何を頑張るか
一般的に「頑張るのは良いこと」と思われていますが、何を頑張るのかが重要です。
1番頑張るべきことは、
頑張らなくてもできるようになる仕組みを作ること
です。
リーダー・マネージャー・経営者というのは、この仕組み作りこそが仕事と言えるかもしれません。
この考えがあなたの日々の暮らし・仕事の参考になれば幸いです。
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