どうもです。タドスケです。
現役ゲームプログラマーの僕が、
これまでに学生さん・新人さんからいただいた質問をまとめるシリーズ。
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プログラマーからディレクターになれますか?
今回はこちらの質問に答えていきます!
回答内容は僕の個人的な見解です。 業界・会社を代表するものではありませんので、ご了承ください。
結論
結論からお伝えしますと、
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プログラマーからディレクターになれる可能性はあるし、実際にそうなった例はある。
でも狭き門。
です。
理由は、
ディレクターになるために必要な経験を積むには、プランナーが1番有利だから
です。
プロジェクトの階層構造
ディレクターはプロジェクト全体のリーダーです。
例えばあなたがいちUIプログラマーとしてプロジェクトに入るとしましょう。
すると、あなたの上には
- UIプログラムパートリーダー
- メインプログラマー
- ディレクター
という階層構造があります。
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メインプログラマーはUI以外のプログラマーも統括しますし、
ディレクターはデザイナーやプランナーなどの他職種も統括します。
他のポジションに行くには
上だけでなく横の移動(プログラマー→プランナーへの転向など)も含めて、他のポジションに行くには移動先のポジションに関わる全ての人からの信用を得る必要があります。
UIプログラムパートリーダーになるには全UIプログラマーの、
メインプログラマーになるには全プログラマーの、
ディレクターになるには全職種の信用が必要です。
他ポジションからの信用を得るには
他ポジションからの信用を得るには、現在の仕事をしっかりこなすこと以外にも他ポジションの人と関わって上手くやっていく経験が必要です。
そして他ポジション、特に他職種と関わる機会が最も多いのがプランナーです。
プランナーの主な仕事は、仕様を実現するためにプログラマーやデザイナーを巻き込んで成果を上げることです。
言わばプランナーという職種自体が、小さなディレクターであるとも言えるのです。
プログラマーからディレクターになるためのルート
プログラマーからディレクターになるには、プログラマーとしての業務範囲を超えて積極的に他職種と関わっていく必要があります。
そのためには以下の2つのルートがあります。
- プログラマー→メインプログラマー→ディレクター
- プログラマー→プランナー→メインプランナー→ディレクター
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メインプログラマー経由
プログラマーで成果を上げてメインプログラマーになり、そこからディレクターを目指すルートです。
一見王道に見えますが、メインプログラマーの業務をこなしつつ企画書の作成、プレゼン、市場調査などのスキルを高めていかなければなりません。
プロジェクトがシリーズ物であれば過去作、そうでなければ競合タイトルを徹底的にやり込み、常にユーザー目線の意見を出せるようになれば道が拓けるかもしれません。
ただ実際には、管理能力を高めてマネージャーになるケースの方が圧倒的に多いです。
プランナー経由
プログラマーからプランナーに転向し、そこからメインプランナー→ディレクターを目指すルートです。
最初にプランナーに転向する部分に壁があります。
普段から企画書を作成して偉い人に見てもらったり、社内コンペに応募するなどの実績が必要です。
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あの人、プログラマーなのにいつも面白い企画書出してくるなー。
と思われるようになった段階で、プランナーのマネージャーに猛アピールしてみれば道が拓けるかもしれません。
以上、参考になれば幸いです。
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