どうもです。タドスケです。
現役ゲームプログラマーの僕が、
これまでに学生さん・新人さんからいただいた質問をまとめるシリーズ。
プログラマーでも企画に口出しできますか?
今回はこちらの質問に答えていきます!
回答内容は僕の個人的な見解です。 業界・会社を代表するものではありませんので、ご了承ください。
むしろそれが大事!
結論から言えば、できます!
むしろそうすることが、ゲームプログラマーの仕事の一部でもあります。
最初のユーザーはプログラマー
完成したゲームに一番最初に触るのは誰でしょうか?
ユーザー?ディレクター?プランナー?
いえ、プログラマーであるあなた自身です。
実装を終え、ビルドして実行したその瞬間に感じる「もっとこうしたら面白いんじゃない?」という感覚は非常に重要です。
いざ本格的なチェックが始まって、他の人から指摘があったとしても、もう直す時間が無いかもしれません。
実装段階でプログラマーが気付き、積極的にプランナーと相談し、より面白い仕様を一緒に考える。
そういった仕事が必要とされます。
仕様を1から作りたい!
仕様を1から作れる機会も、プランナーに比べると少なくはなりますが、パートによってはあり得ます。
例えばグラフィックの場合、流行りの技術を試しに入れてみて、ディレクターのOKがもらえればそのまま採用になるケースも多いです。
ただし、プログラマーが仕様書を書くようなことはあまりありません。
あったとしてもネットワークやセーブデータのような、どちらかと言えば技術寄りの内容になるでしょう。
原案から作りたい!
僕のいる部署では定期的に企画コンペを開催しており、プログラマーでも応募することができます。
コンペの無い部署でも、部内プランナーの偉い人に直接企画を持ち込む強者もいると聞きます。
ただし、プランナーは原案作成のプロなので、彼らに勝つことは容易なことではありません。
企画を通すには、ゲームの面白さだけでなく「儲かるか」というビジネス的な視点も必要になります。
クリエイターたれ!
あなたはプログラマーである前にクリエイターで、得意分野がプログラミングというだけです。
結果的に面白いゲームを作れるなら、職種にこだわらずに意見を出していくことは歓迎されます。
ただし、プランナーの仕様を真っ向から否定するようなマネはしないようにしてくださいね。
相手を尊重しながらやっていくことが大事なのは、プログラマーに限った話ではありません。
以上、参考になれば幸いです。
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