ブログを始めてそろそろ2ヶ月が経ちます。
これまで色々な動画や本を見てブログの書き方を学んできたのですが、先日その知識が仕事の思わぬところで役に立つ機会があったので、実例とともに紹介します。
現在ブログをやられている方にとって、その知識を別の場所に活かすためのヒントになるかもしれません。
新人教育での気付き
今年の4月から、仕事で新人教育を任されることになりました。
僕の担当する新人と面談する中で、以下の相談を受けました。
入社してから今後の目標をどう決めれば良いのかがわからず、不安です。
この悩みは僕も非常によくわかります。
自分の新人時代もそうだったから。
このような悩みを解決するために、僕のいる部署では毎年
先輩社員へのインタビュー
という研修を行っています。
この研修を通して先輩たちに顔を覚えてもらったり、どんな仕事をしているのかを教えてもらったりして、部署への理解を深めてもらうのが狙いです。
実際に仕事をしている先輩の話を聞くことで、自分のキャリアを描く上でも参考になるという効果もあるのですが、この点が新人には伝わっていないようでした。
そこで僕は、以下のようなアドバイスを新人に贈りました。
・今後の目標を決めるには、ロールモデル(自分が目指したい人)を見つけるのがオススメだよ。
・ロールモデルが見つかれば、具体的に必要なスキルがわかるし、そのためにどんな勉強をすればよいのかも見えてくるよ。
・目指す場所と道筋がわかって、具体的なアクションが定まれば、不安はだいぶ減ると思う。
・例えばサウンドに興味があるなら、僕が参考になるかもしれない
・まずは僕を練習台にして、実際にインタビューをやってみようか。
このアドバイスを聞いた新人は、先輩社員へのインタビューに対して積極的な気持ちを抱いてくれたようです。
このやり取りをした後で、僕はふと思いました。
あれ、この流れってブログの書き方で学んだ内容に近くない?
ブログ記事の書き方
ブログでは
「読者は悩みを解決したくてブログを見に来る」
という前提のもと、以下の構成で記事を書くのが良いとされています。
- 読者の悩みに寄り添う
- この記事を読むことの価値を示す
- 結論
- 理由
- 具体例
- 読者の行動を後押しする
僕も普段からこれを意識してブログを書いています。
(ジャンルによっては構成上そうしない方が良いときもあります)
新人教育への転用
新人の悩みを解決するために僕が取った行動は、ブログ記事の書き方に当てはめることができます。
ブログ | 新人研修 |
読者の悩みに寄り添う | 新人の頃ってわからないことだらけで混乱するよね。 いきなり目標って言われてもわからないよね。 |
この記事を読むことの価値を示す | この研修でいろんな人の仕事を見れば、具体的なビジョンが見えてくるよ。 |
結論 | ロールモデルを見つければ、目標が決めやすくなるよ。 |
理由 | 目指す場所と道筋がわかって、具体的なアクションが定まるから。 |
具体例 | サウンドなら僕を参考にしてね。 |
読者の行動を後押しする | まずは僕を練習台にしてやってみようか。 |
順番は微妙に異なりますが、大体こんな感じになります。
これらの要素を満たすように研修について説明すれば、聞く側にとっても目の前の研修を
自分の悩みを解決するために価値のあるもの
と捉えられ、より主体的に研修に臨めるようになるのではないでしょうか。
まとめ
ブログの基本はWebマーケティングです。
売りたいモノがあって、それを読者にどう買わせるか、というのがブログの技術です。
この考えは実際にモノが無かったとしても、誰かに何かの行動を促す際にも広く転用できるのではないかと思いました。
この事例が、あなたの参考になれば幸いです!
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