どうもです。タドスケです。
学生さんや新人さんからの質問で、
論理的思考力を鍛えるにはどうしたらよいですか?
というのをたまにもらいます。
本を読むとか文章を書くとかがよくある答えだと思いますが、もっと身近な普段の買い物を通して、判断力を鍛える方法を紹介します。
メロンパンを買う
例えば僕がお店に行ってメロンパンを買うとします。
お店には多種多様なメロンパンが置いてあります。
カリカリモチモチからしっとりふわふわまで。
この中からどれか1つを選ばなければなりません。
まさに究極の選択ですね😓
条件を確認する
いつもクリームの入ったメロンパンを買っているなら、今回も同じものを選ぶかもしれません。
この点においては「好み」が優先されることになります。
しかし今朝はケーキを食べてしまったので、クリーム入りのメロンパンは食べたくありません。
この場合は「ケーキを食べた」という条件が優先されます。
同じように、
- 持ち合わせがないので、安いメロンパンを選ぶ(条件=予算)
- すぐに食べられそうにないので、冷めても美味しく食べられるメロンパンを選ぶ(条件=食べるまでの時間)
- ダイエット中なので、砂糖のかかっていないメロンパンを選ぶ(条件:カロリー)
といった条件が考えられます。
どの条件を重視するかで、どの属性を持つメロンパンを選ぶかは変わってきます。
スコアリング
このとき無意識下では、それぞれの条件とメロンパンの属性によるスコアリングが行われています。
上記の例で言えば、
条件:ケーキを食べた
は、
属性:クリーム入り
に対して、マイナスの作用を及ぼします。
条件:予算
が低い時は、
属性:価格の安さ
はポイントが高くなるでしょう。
このスコアリングの作業を意識的に行うことで、その時々に最適なメロンパンを迷わずに選べるようになります。
仕事への応用
これをプログラマーの仕事に応用するなら、ツールの選定などが該当します。
できれば高機能なツールを選びたいところですが、プロジェクトの予算やメンバーの習熟コストなどを考慮して選ぶ必要があります。
開発現場で「Excel脱却したい」と言いつつも中々できないのは、新規ツールの費用や習熟コストを無視できないためです。
逆に習熟コストが重視される局面だと分かっているなら、習熟コストを下げることで選ばれる可能性が高まるかもしれません。
勉強会を開いたり、ドキュメントを整備することを検討しても良いと思います。
このように、
- いま重視されている条件は何か
- 対象の各属性にどう作用するか
- 総合点を上げるためにどこに手を入れれば良いか
を意識するように心がけることで、日々の判断をスムーズにできるようになります。
まとめ
以上、買い物でスコアリングを練習して、仕事に応用する方法をまとめました。
日常の何気ない経験が意外なところで仕事に役立つということは多くあります。
この記事が皆さんの仕事のヒントになれば幸いです。
ちなみに僕は、カリカリモチモチ&クリーム無し派です。
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