どうもです、タドスケです。
こちらの記事で紹介した英語日記(自作フレーズ)の音読を続けているのですが、学習効果をより高める方法を見つけたので、記事にまとめたいと思います。
これまでの方法の問題点
これまで僕がやっていたのは、自作フレーズ全体をひたすら反復するというものでした。
それでも毎日続けていれば自然と覚えられるのですが、英文がただ機械的に口から出ていくだけのような、無機質な感覚がありました。
もう少し英文を「生きたもの」としてとらえられるような工夫が必要なのでは?と思い始めていました。
「一億人の英文法」の再読
どうしようかなーと思いながら、本棚に眠っていた書籍『一億人の英文法』を何となく再読していたところ、以下のような記述が目に止まりました。
- 英語は「配置」の言葉
- 説明がほしいから、後ろにポンポン置いていく
- 基本文型の持つ感触をイメージしながら音読しよう
以前に一度読んで理解したつもりでしたが…自作フレーズの音読をやっていて、このへんを意識できていなかったことに気付かされました。
基本文型のイメージを意識した音読法
口から出る英語を「生きたもの」にするために、自作フレーズを音読する際の手順を以下のように見直しました。
- 基本文型を構成する最小限の単語のみ抜き出す
- 最小限の範囲を暗唱できるまで反復
- 修飾フレーズを一つ増やして反復
- 元の文になるまで、フレーズを一つずつ増やしながら反復
具体例
たとえば以下のような自作フレーズを作ったとします。
My daughter is always excited when we go to a park we’ve never visited before.
(今まで行ったことのない公園に行く時、娘はいつもはしゃいでいます。)
この文の中で、基本文型を構成する最小限の範囲を抜き出します。
daughter is excited. (娘は、はしゃいでいます)
これは基本文型の SVC 型です。
『一億人の英文法』では、「主語を説明する型」と書かれています。
この基本文型のイメージに沿って、抜き出した英文を繰り返し音読します。
娘=はしゃいでいる様子 を頭に思い浮かべながら。
主語の「daughter(娘)」が先に来て、どんな娘?→「excited(はしゃいでいる)」というように、説明部分が主語を説明する、英語の「流れ」のようなものを感じながら音読します。
英文を見なくても簡単に言えるようになってきたら、少しだけ他の部分を足します。
My daughter is always excited. (私の娘は、いつもはしゃいでいます)
先ほど作ったイメージに、「誰の娘?」「どんなときにはしゃぐの?」を説明する部分が追加され、よりイメージが具体的になりました。
次はこの英文を同じように音読して、完璧に覚えたら「when we go to a park」を足して…と、元の英文になるまで繰り返します。
元の文になる頃には、イメージもかなり鮮明になっています。
最小限の範囲から足していくことのメリット
いきなり全ての英文を音読するのではなく、最も重要な部分から段階的に足していくこの方法には、以下のメリットがあります。
- 説明句をポンポンと「置いていく」感覚がわかる(「英語は配置の言葉」というのを体感できる)
- 文の一番重要な部分(基本文型の構成要素)が一番多く反復されるので、効率よく覚えられる
最後の方に足されるフレーズは、「いつ」「どこ」「誰と一緒に」などの「おまけ要素」で、最悪忘れてしまってもおおよその意味は伝わります。
実際の会話にあたっては、英文を組み立てるのにそこまで長い時間はかけていられません。
慣れるまでは最小限の文を高速で組み立てられるようにしておき、余裕ができたら説明を少しずつ足していく意識でのぞんだほうが、いきなり長文を話そうとするよりも挫折しにくいのではないかと思います。
以上、僕が最近ひらめいた音読の進め方を紹介しました。
これをしばらく続けてみて、また効果を測りたいと思います。
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