どうもです、タドスケです。
この記事を書いてから2年以上が経ちました。
その間もコンビニ店員さんの負担を減らすべく、考えを巡らせてきました。
しかし、そんな僕の浅知恵など何の意味もなさなくなるほど、テクノロジーは進歩しました。
セルフレジの導入です!
セルフレジの導入により、かつては必要だった
- 支払い方法の選択
- お釣り・レシートの受け渡し作業
がいらなくなりました。
セルフレジを開発したプログラマーの方々は、きっと店員さんへの思いやりで満たされているに違いありません。
プログラマーの端くれとして、そういうモノにワタシハナリタイ🙏
そして先日、朝の通勤ラッシュ時間帯に立ち寄ったコンビニで、奇跡の光景を目の当たりにしました✨
セルフレジ、店員さん、客、全てが一つに噛み合った時に達成される、奇跡の2台1オペ対応です。
セルフレジ導入前の対応の流れ
「奇跡の2台1オペ対応」について説明する前に、セルフレジ導入前のレジ対応の流れをおさらいしましょう。
その方が、より美しさが伝わると思います。
前回の記事で、セルフレジ導入前のレジ対応の流れは、以下のようになっていました。
店員「いらっしゃいませ」
(商品をレジに置きながら)
客「袋は結構です」
店員「はい」
(商品をスキャン)
客「支払いはSuicaでお願いします」
店員「はい。○○円になります」
(レジを操作)
(Suicaで支払う)
客「レシートは結構です」
(ザッ!)
店員「ありがとうございました」
これを図にすると、以下のようになります。
(細かいやり取りは省略しています)
店員さんとのやり取りをどんなに最適化したとしても、店員さんが同時に対応できるのは1人だけでした。
セルフレジで変わること
ここにセルフレジが導入されることにより、流れは変わります。
店員さんが商品をレジに登録してから、客が支払いを終えるまでの間、店員さんは自由になります。
金属の塊でできたお釣り硬貨を、一日に数十回、数百回と掴み、僕らの手元まで運ぶという重労働はもうありません。
僕ら客が、自分でつかんでサイフにしまえば済むのです。
先ほどの図で変わる部分を比べてみましょう。
セルフレジ導入前 | セルフレジ導入後 |
---|---|
セルフレジ導入後のシーケンス図では、店員さんの列の四角い部分が減って、点線に変わっていますね。
これは、店員さんが自由になった時間を表しています。
奇跡の2台1オペ対応
自由になった時間で、店員さんには束の間の休息をとっていただきたいところですが、そうはしないのがさすがの店員さん。
なんと、空き時間で次の客に隣のレジで対応するという神業を編み出しました。
僕が朝の駅前のコンビニで見かけた対応の流れは以下です。
店員さんは商品をレジに登録したあと、すぐに隣のレジに移動して、次の客の商品を登録し始めます。
その間に客はセルフレジでの支払いを終え、退店する頃には、店員さんの商品登録が終わり、また元のレジに戻って次の客を迎えます。
これが延々と繰り返されることで、店員さんは一秒たりとも時間を無駄にせず、通勤ラッシュに押し寄せる大量の客を最大効率で見事にさばいていました。
なぜこれができる?
このような流れを実現できているのは、客のほうにも秘密があります。
- セルフレジの扱いに慣れていて、店員さんが何も説明しなくても使えること
- 店員さんと無駄な話を一切しないこと
- 支払いが済んだらさっさと退店すること
多種多様な客が来る普通のコンビニでは、これはなかなかうまくいきません。
セルフレジの扱いに手間取る人も出てくるでしょうし、店員さんと世間話をするのが楽しみな人もいるでしょう。
しかしこの時のコンビニは違います。
時間帯は朝の通勤ラッシュ。
場所は駅の改札横。
客層はほぼビジネスパーソン。
「貴重な朝の時間を、1秒たりとも無駄にしたくない」と考えている、訓練された企業戦士たちです。
そんなビジネスパーソンたちを店員さんは全力で信頼してくれており、客から何も言わない限りは何も言ってきません。
店員さんの無駄のない動き、高度に訓練された客の動きに、セルフレジというテクノロジーが組み合わさって奏でられるハーモニーは、さながら出陣行進曲のよう。
これまで以上に、多くのビジネスパーソンたちは一日の活力を得ていることでしょう。
まとめ
以上、朝の駅前のコンビニで見かけた奇跡の光景を、プログラミング的な視点でまとめてみました。
今後も AI などの発展により、違った光景が見られるかもしれません。
その時はまた記事にしたいと思います!
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