【慢性上咽頭炎】EAT、始めました。

どうもです、タドスケです。

今週から慢性上咽頭炎の治療のため、EAT(上咽頭擦過療法、Bスポット療法)を始めました。

たかしま耳鼻咽喉科・内科
診療案内 | 睡眠障害なら宇都宮市のいびき無呼吸ねむりのクリニック | たかしま耳鼻咽喉科・内科 宇都宮駅から徒歩5分の当クリニックは、日本睡眠学会専門医療機関です。睡眠時無呼吸、過眠症、いびきなど睡眠障害の専門治療を行っています。CPAP治療のオンライン診療、...

治療が始まるまでの経緯、治療内容、実際にやっているセルフケアについてまとめます。

同じような症状に悩んでいる人にとって、参考になれば幸いです。

目次

謎の体調不良との闘い

今回の診断に至るまではスムーズな道のりではなく、数年前から以下の体調不良に悩まされていました。

  • 疲れやすい
  • 風邪をひきやすい
  • 頭にモヤがかかったようにボーッとする
  • 熱はないのに、鼻の奥の方が熱っぽい
  • 夜間のむずむず脚、ヒートレッグ
  • 掃除、模様替え後に蕁麻疹が出る
  • 糖質をたくさん摂ると肌が痒くなる

自律神経失調症を疑う

最初に疑ったのは、自律神経失調症でした。

ここ数年の在宅ワーク、転職、育児のストレスなど、思い当たる原因は多くあったからです。

そこで、自律神経を整えるために以下のことを試しました。(いくつかは記事も書いています)

これらの効果はそれぞれ感じているものの、それでも症状を完全に抑えるには至りませんでした。

アレルギーを疑う

次に疑ったのはアレルギーです。

「掃除、模様替え後に蕁麻疹が出る」という症状から、「ほこりがトリガーになっているのでは?」と思ったからです。

娘がアレルギー検査を行った小児科では、大人向けのアレルギー検査もやってくれていたので、受けてみました。

すると予想通り、中度のハウスダストアレルギーと診断されました。

そこで、ハウスダストアレルギー対策として以下を行いました。

  • カーテンを洗う
  • カーペットをホコリが舞いにくいものに替える
  • 仕事部屋に空気清浄機をつける
  • 掃除をするときはマスクを着ける

こちらも効果はバッチリで、蕁麻疹が出ることはほとんどなくなりました。

しかしそれでも他の症状はなくなりませんでした。

慢性上咽頭炎を知る

何か他に手がかりはないかとネットで情報を集めていたところ、以下の動画に出会いました。

動画内で述べられていた「慢性上咽頭炎」の症状はどれも当てはまるものばかり。

決定的だったのは、「熱はないのに、鼻の奥の方が熱っぽい」という症状です。

鼻うがいを試してみたら一時的に症状が和らいだので、鼻の奥に何かしらの問題があるのは間違いなさそうです。

「これは耳鼻科に行くべきだな」と思いました。

「慢性上咽頭炎」と診断されるまで

耳鼻科選び

慢性上咽頭炎の治療方法として紹介されていた「EAT」は、もともと持病でたくさんの薬を飲んでいる僕にとっては「薬に頼らない治療法」として魅力的に思えたので、EATを実施している耳鼻科を探してみました。

すると、幸いにも自宅から歩いて通える範囲に見つかりました。

初診

問診票には、風邪はひいていないのに鼻の奥の方に炎症感があるという感じのことを書きました。

診察で鼻の奥を内視鏡で診てもらい、すぐに上咽頭炎と診断されました。

ただし初診ということもあり、まずは急性上咽頭炎を疑われ、とりあえず抗生剤作戦で対応されることに。

今思えば、問診票に「数年前からずっと続いています」と書いておけばよかったなぁと後悔しています…

案の定、抗生剤は全く効かず、副作用の倦怠感と眠気でしんどい1週間が続きました。

2回目

次の診察では薬が効かなかった旨を報告し、さらに「EATを希望します」とハッキリ記載してみました。

しかし医師の反応はイマイチで、

・まだ慢性と判断するには早い

・別に画期的な治療法じゃないよ?

という感じで渋られ、もう一週、違う薬で様子見をすることになりました。

EATを実施している医院だからといって、医師がEATに積極的とは限らないみたいですね…。

またしても、薬は全く効きませんでした。

3回目

今回の薬も効かなかったことを報告し、渋々ながらもようやくEATを実施してもらえることになりました。

EATの実施とその後

施術

EATでは、インフルエンザの検査で使うような長い綿棒(塩化亜鉛つき)を鼻と口から突っ込み、喉の奥を直接こすります。

「チョンチョン」というより、「ガシガシ」という感じで結構強めにやられました。

事前に調べた情報だと激痛と聞いて覚悟していましたが、実際はそこまででもありませんでした。このあたりは重症度によるのかも?

綿棒の先には血が付着しており、軽症ながら炎症があることが確認できました。

術後

術後しばらくは喉の奥のヒリヒリが続きましたが、それよりも鼻の通りが格段に良くなったことに驚きました。

むしろ、これまで詰まっていたのを初めて気が付いたくらい。

頭のボーッとする感じも、心なしか軽減したように感じました。

鼻の通りが良くなったこともあってか、その日の晩はよく眠れました。

翌日以降

翌日には喉の奥のヒリヒリは完全に消えましたが、同時に鼻の通りも徐々に戻り始めました。

医師からも説明されましたが、やはり継続的な治療が肝心なようです。

最低でも週一×10週分は続けることになっています。

それでも、ずっと原因不明だった数々の症状にまた改善の兆しが見えたのは、僕にとって大きな希望になりました。

セルフケアの強化

慢性上咽頭炎の治療では、日々のセルフケアも重要になってくるとのこと。

引き続き本や動画で情報を集め、以下のセルフケアに取り組んでいます。

鼻うがい

昨年末に奥さんが鼻の病気になり、その時に買っていたハナクリーンが残っていたので、そちらを使っています。

ハナクリーンの東京鼻科学研究所 –...
【公式】ハナクリーンの東京鼻科学研究所 つーんとしない鼻うがい。鼻洗浄器ハナクリーンの製品案内、使い方やお手入れの動画、購入方法やよくあるご質問、役立つ情報などをご紹介。

タイミングは朝起きた後と、夜お風呂に入る時。

鼻から水が出てくる光景はなかなか面白いので、子どもに見せると喜びます😂

首の後ろを温める

レンジでチンできるタイプのネックウォーマーを、保育園の送り迎えや風呂上がりに使用しています。
(リンクは同じものが見つからなかったので、似たようなものを貼っています)

鼻呼吸を意識

気がつくと口が開いていることがあったので、意識的に鼻呼吸をするようにしています。

夜寝る時に口テープを貼るのも試してみていますが、肌が弱くて痒くなるので、無理ない範囲でやっていきます。

馬油の点鼻

上咽頭の保湿・殺菌方法として、液状の馬油を点鼻する方法が紹介されていました。

福岡のみらいクリニック
慢性上咽頭炎へのセルフケアとしての点鼻療法 - 福岡のみらいクリニック 慢性上咽頭炎に対するセルフケアでいろいろな点鼻をしている人もいると思います。 みらいクリニックで勧めている3つの点鼻について簡単に記します。参考になれば幸いです。...

購入したのがこちら。

ふだん馬油のハンドクリームを愛用していますが、鼻の中に入れるのはちょっと抵抗がありました。

しかし実際にやってみると刺激は全くなく、わずかに油の匂いがするくらいでした。

寝る前に点鼻して、そのまま寝るようにしています。

まだ使い出して間もないので、効果については様子見段階です。

炎症対策

上咽頭炎も炎症の一種なので、抗炎症作用を意識して以下のことを試しています。

  • ミックスナッツ
  • マルチビタミンサプリ
  • 糖質制限
  • 有酸素運動
  • 休憩時間に積極的に外に出る

決定的な効果はないものの、それぞれプラス方向に働いている感覚はあります。

こちらも地道に続けていくのみですね。

これから

以上、上咽頭炎と診断されるまでの過程、EATの実施とその後についてまとめました。

これまで続いていた謎の体調不良について、「持病と歳のせいかな?」と諦めかけていましたが、改善の兆しが見えてきて嬉しいです。

EATは初回から効果を実感できたので、セルフケアとも併用しながら今後の経過を見守りたいと思います。

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