職場の経験年数が10年を超えてくると、仕事に慣れてできることも多くなってきます。
周囲から頼られる機会も増えてくるでしょう。
安定した地位を確立できるのは良いことではありますが、一方で新人時代にはできていたのに難しくなることもあります。
それは、知らないことを「知らない」と素直に言うことです。
この記事では、現在の職場での経験10年を超える僕が実際に悩んだ経験を元に、普段心がけていることをまとめていきます。
- 仕事に慣れてはきたけど、いまいち伸び悩んでいる
- 何となく居心地の悪さを感じる
といった悩みを抱えている方のヒントになれば幸いです。
新人の頃
新人の頃はわからないことだらけです。
当然周囲の先輩方も「わからなくて当然」と思っているので、業務に必要なことは何でも教えてくれます。
気の利く人であれば、こちらから聞かなくても「ここ悩んでない?」なんて聞いてくれる時もあります。
頼られることの弊害
ある程度経験を積んでくると、聞かなくても自分で調べて解決できることが増えてきます。
仕事の依頼を出してくる人も、わかっている前提で話をしてきます。
ここでもし知らないことがあった場合、なまじ経験を積んでいると、
こんなこと聞くなんて恥ずかしい……
という心理が出てきてしまうことがあります。
結果として、頑張って自分で調べて無駄な時間をかけてしまったり、勘違いしたまま仕事を進めて後で痛い目を見ることになるのです。
心がけること
「聞かぬは一生の恥」は新人だけの話ではない
新人教育の場で
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」だから何でも質問してね!
とよく教えるのですが、これは別に新人に限った話ではないと思います。
知らなくて恥ずかしい思いをするのは自分だけ。
大事なことは仕事を前に進め、チームに貢献することです。
「知らない」ということを知る
どんなに経験を積んでも、日々情報収集に努めていたとしても、知り得ない情報というのは出てきます。
また、あれもこれも知ろうとすると、時間がいくらあっても足りません。
これについては、あまり知らない。
と自覚しているだけでも良いのです。
アクションプラン
気軽に質問する
少し調べてわからないことは、気軽に質問するようにしましょう。
口頭でも良いですが、公開チャットがあればそこで聞いてしまうのも良いです。
なぜなら、質問している様子を他の人が見て、
自分もそれ、知らなかった。
となることがあるからです。
自分同様、知らないけど聞きにくい思いをしている人がいれば、その人の助けになれるかもしれません。
どうすればわかるのかを知っておく
- ググればわかるのか
- 誰かに聞けば良いのか
- マニュアルを読めば良いのか
これらを知っておけば、必要な時に調べれば済むので、もっと重要なことに脳のリソースを割くことができます。
知ったことをまとめる
教えてもらったことは、自分だけのメモではなく、チーム内の共有ページなどに追加しましょう。
他の誰かが同じ質問をせずに済めば、回答する人の時間を節約することができます。
たかだか1分で終わるようなやり取りでも、人数が多いプロジェクトでは地味に効いてきます。
必要なプライド、不要なプライド
経験を積むと、仕事に対するプライドが出てきます。
このプライドが良いものを作るという方向に働けば良いのですが、必要な質問ができないという方向に働いてしまうのはデメリットしかありません。
不要なプライドを見極め、成果を優先して行動できるようになりましょう。
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