【PTA適正化】うちの学校の PTA が問題だらけだったので、改善案を提出してみた

どうもです、タドスケです。

娘が小学校に入学してはや3か月。
学童の力も借りつつ、共働きの平日ルーティンをどうにかこなしています。

しかしここへきてもう一つの壁……「PTA」が立ちはだかりました。

ネットで見かける最悪なレベルではないものの、うちの学校の PTA も調べるほどに問題だらけなことがわかりました。

PTA は任意加入の団体なので、退会してもよかったのですが、色々考えた結果、少しばかり抗ってみることにしました。

この記事では、入学してからの手続きで感じた違和感、資料からわかる運営内容の問題点、改善案をまとめて提出するまでの流れをまとめます。

目次

入学手続きから始まる「ほぼ自動入会システム」

問題は入学手続きから始まります。

入学式の日には学校から大量の入学手続き関連の書類が配られ、親は必死で期日までに書類を作成して提出します。

この大量の書類の中にしれっと含まれているのが、「PTA会費口座振替承諾書」です。

書類には以下のように書いてあります:

別で配られている提出期限リストで、この承諾書も「〇日までに必ず提出してください」と書かれています。

ここに一つ目の罠が仕掛けられています。

冒頭で書いた通り、PTAは任意加入の団体です。

しかし、この承諾書には「入会しない」という選択肢がどこにも書かれていません。

在学中は必ず PTA 会費を払うものだと思わせる内容で、さらに自動払込の申し込みをした時点で、自動で PTA にも入会したことになります。

全員一律の「ノルマシステム」

次の問題は、入学後2週間ほど経ってから行われる保護者会にありました。

保護者会の少し前に、「クラス委員アンケート」という書類が配られ、希望するクラス委員を期日までに回答する必要があります。

ここでもクラス委員を「やらない」という選択肢はどこにもなく、第一・第二希望を選ぶのみ。

我が家は平日の稼働が難しいので、仕方なく休日がメインの「校外委員」を選びました。

後日、保護者会の後に教室で「クラス委員決めくじ引き」が行われ、おそらく希望が出なかったであろう委員にランダムで人が割り当てられていきます。

このタイミングでも「できません」とは言えない空気がありました。

自分を含め、保護者の間で「全員が一度はやらないといけないから、文句を言ってもしかたない」という諦め(思い込み)があったようにも思えます。

初回からいきなり「平日対面の会議」

保護者会から一か月ほど経ったある日、我が家が担当している校外委員の会議の日程調整の連絡が来ました。

調整さんを開くと、候補日はいずれも「平日の19時半から対面」。共働きの我が家には厳しい日程です。

委員を引き受けるときに「できる範囲でお願いします」と言われていたので、ここはお断りしました。

この段階でさすがに「何かおかしい」と思いました。

「さよなら、理不尽PTA!」との出会い

ここまでの流れを見てわかる通り、PTAは任意加入の団体にも関わらず、わが校のPTAは意図的にそれを隠し、義務であるかのように誤解させようとしているように思えます。

周りは「そういうものだから仕方ない」と受け入れているようでしたが、僕にはどうしてもそのやり方が誠実ではないと感じました。

ネット上で情報を集めていたところ、以下の本を見つけました:

さっそく買って読んでみたところ、僕が感じていた違和感はただの感情論ではなく、法的根拠のある問題だったことがわかりました。

本書では、役員・一般会員・非会員それぞれの立場から理不尽なPTAを改善した事例も多く紹介されていました。

調査開始!

程度の差はあれ、うちの学校も典型的な「理不尽 PTA」だったことがわかりました。

このまま黙って退会してもよかったのですが、未だ「PTAは義務」と思い込んで無理をされている他の保護者の皆さんにも恩恵があるようにしたいと思いました。

PTA が任意加入の団体であると周知し、やめたい人が自由にやめられるようにする。

しかし、それだけでは残された人の負担が増え、やめた人への批判は避けられません。

任意加入にして会員が減ったとしても、無理のない範囲で楽しく参加できるようにするにはどうしたらよいか?

この疑問を解決するため、まずは現状の PTA の問題点と、その解決策を調べ始めました。

データ収集

問題点を分析するにあたり、まずは現在の PTA について僕が知っている情報を一か所に集めることにしました。

PARA メソッドに従って Projects 以下に「PTA適正化」フォルダを作り、そこに以下のファイルを放り込んでいきます。

  • これまでの手続きで問題に思えたもの
  • 過去に配布されスキャンしておいた PTA 関連の書類(振替申込書などを含む)
  • 「さよなら、理不尽PTA!」の読書メモ
  • PTA 公式サイト内にある会則などのテキスト

さらにこれらの情報をもとに Gemini の DeepResearch などを使い、

  • 「この会則で問題がありそうな箇所を、法的根拠をもとにリストアップしてください」
  • 「〇〇という問題について、他校 PTA の解決事例を探してください」

のように徹底的に情報を集めました。

情報ソースもしっかり確認し、記事の内容や公開されている pdf ファイルなどもフォルダに追加していきました。

特に法的根拠の部分については、反論を抑える強力な盾となってくれるので、しっかりまとめました。

実現可能な代案を考える

ここまでで多くの問題点がわかりましたが、ただそれを PTA に突き付けたところで、「ただ文句を言っているだけの人」と思われるのが関の山です。

それでは PTA 自体は変わらず、残された人のためにもなりません。

「やめる理由を感情的にぶちまけている」のではなく、「無理なく続ける方法を理性的に提案している」というスタンスで臨む必要があります。

ここからは、集めた資料を題材にした「AI との壁打ち」が始まります。

Projects フォルダ以下のファイルを NotebookLM に追加し、Gemini の NotebookLM 連携機能を使用して、「〇〇の問題について、こういう改善案はどう?」という感じでひたすらやり取りしました。

そうして出てきたアイデアを再度 Projects フォルダに追加し、また議論。

これを数日間続け、以下のような改善案をまとめました:

  • 区のPTA連絡協議会(区P連)から退会し、区P連のノルマにある「大人のお付き合い」に費やしていた労力・費用を、自校の子どもに直接還元する活動や外注費に割り当てる
  • 年間20万円以上かかっている印刷関連の費用を、ペーパーレス化により削減する
  • 大人だけが参加するバレーボールなどの部活動ではなく、親子で参加できる「この指とまれ」方式のサークル活動に移行する
  • 全国PTA連絡協議会が提供する Google Workspace(無料)を導入し、PTA 会員同士がオンライン上でいつでも情報交換をできるようにする
  • 「不用品あげます掲示板」「育児相談スレ」などを作り、「お金を払ってでもPTAに入りたい」と思えるメリットを作る
  • 「集団の力」を利用して、学校ができない行政への陳情などの活動を行う

資料はテキスト版のほか、AI で生成したイラスト版も用意し、イメージが伝わりやすいようにしました:

それぞれの提案には他校の事例も添えて、決して「ただの理想論」と思われないように心がけました。

PTA と校長先生に提出する

まとめた提案資料は、まず PTA のメールアドレス宛に添付して送り、次に印刷して子どもの連絡帳経由で校長先生に届けてもらいました。

ここで校長先生にも届けるのは、PTA 内で都合の悪い情報を握りつぶされないようにすることと、あわよくば学校側にも味方になってもらう狙いがあります。

校長先生は会則上、PTA の「顧問」という立ち位置なので、「このままだとコンプライアンス違反で問題になるおそれがあります」と書かれた資料を無視することはできません。

また、今回の僕の提案内容は、PTA 会員でもある教職員の方々にとっても業務削減の効果が見込めるので、学校側としては反対する理由がないのではないかと思われます。

そうして校長先生から「指導」が入れば、PTA 側は従わざるを得なくなる……これが、僕が思い描いている理想のシナリオです。

現在の反応

PTA からは「学期末の委員会で議題に上げ、結果をお知らせします」という返答をいただいており、校長先生からも「しっかり考えてくださってありがとうございます」という伝言を電話でいただいています。

少なくとも今後、僕の提案内容について校長先生と PTA の間で何らかのやり取りがあること、PTA から全保護者に向けて「PTA は任意加入の団体である」という周知がされるのを期待しています。

また何か進展がありましたら記事にまとめたいと思います。

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