どうもです、タドスケです。
ここ最近プレイしていた『百英雄伝』をクリアしたので、感想を記事にまとめたいと思います。
『百英雄伝』とは?
『百英雄伝』は、『幻想水滸伝』の制作スタッフが手がけた新作RPGです。
『幻想水滸伝』の特徴である以下のシステムは、本作にも継承されています。
- 2D のキャラクターグラフィック
- 100人以上の仲間たち
- パーティーは 6人
- 友情攻撃
- 温泉
- 料理対決
- 戦争パート
- コマンド選択式の一騎討ち
- クリア時に見られる、仲間にしたキャラクターの「その後」エピソード
- 通貨単位は「バッカ」(幻想水滸伝は「ポッチ」)
- 「ナナミのアイス」というレシピ(※「ナナミ」は、幻想水滸伝2のキャラクター)
開発者の「これが作りたいんだ!」という「愛」をひしひしと感じます。
よかったところ
幻想水滸伝の良さがそのまま本作の良さでもあるのですが、実際にプレイしてみて特に良いと思ったポイントをまとめます。
王道の逆転ストーリー
警備隊の新メンバーとして入った主人公。
突然の帝国からの侵略を受け、逃げ出してたどり着いたのはボロボロの城。
そこから仲間を集め、連合諸国内で信頼を得て、最後は強大な悪を討つ。
ヘタなひねりのない真っ直ぐな王道ストーリーは、一周回って新鮮かつ魅力的で、プレイしていて何度もうるっときたタイミングがありました。
本拠地の発展と要素の開放
ストーリーが進み仲間が増えていくと、本拠地の拡張ができるようになります。
新しい施設を作ったり改装したりすると本拠地内の景観が変わり、発展していく様子が目に見えるのは楽しいものです。
道具屋のラインナップが増えたり鍛冶屋の最大 LV が上がれば、見た目だけでなく攻略においてもメリットがあります。
個性豊かな仲間たち
本作の仲間キャラは主人公を含めて120人。どれも個性豊かなキャラ達です。
明らかに世界観に合わないのもいるのですが、それも含めて「らしさ」だと思います。
各キャラクターごとにバッググラウンドストーリーがあり、本拠地に「占い屋」を建築すると見られるようになります。
女性キャラは幼女からおばあちゃんまで好感度イベントが用意されている徹底ぶりに感心しました。
気になったところ
魅力がいっぱいの本作ですが、一方で気になるポイントもたくさんありました。
バトルのバランスが悪い
本作最大の不満点がこれです。
明らかに弱すぎる/強すぎるメンバー
戦闘に参加できるメンバーは多くいますが、どうやっても弱いキャラがいます。
その筆頭が初期に仲間になる女性剣士の「ミオ」です。
射程Sなので前衛にしか置けず、耐久力は魔法キャラ並。
かといって攻撃力が高いわけでもない。
耐久力を犠牲にしても使いたいと思えるくらいの圧倒的な攻撃力が欲しいところです。
一方で同時期に仲間になるアーチャーの「クロト」は、射程Lの後衛キャラにも関わらず盾や鎧を装備でき、ミオを軽く凌ぐ耐久力を誇ります。
おまけに水・風のルーンを装備させて回復役もこなせてしまうので、耐久力の低いヒーラー「フランチェスカ」のお株を完全に奪ってしまう強キャラです。
いっそキャラごとに装備できる属性を固定にしてしまったほうが、キャラの使い分けを楽しめたのではないでしょうか。
この辺の調整がとても上手いなと思うのが「ユニコーンオーバーロード」で、色んなキャラをステージに応じて使い分ける必要性が生まれています。

挑発・回避・カウンターの有用性
本作の「防御」にあたるコマンドはキャラクターによって「回避」や「挑発カウンター」などに変わります。
しかし「回避」は使っても発動しないか、回避できない攻撃をしてくる敵が出てきて役に立たないことが多く、「挑発」は実感できるほどの効果はなく、「カウンター」は遠距離攻撃には機能しません。
普通にプレイしている限り、確実にダメージを減らせる防御が最も堅実に思えます。
防御は全キャラ共通にしてしまって、回避や挑発カウンターは性能を上げて SP スキルに回しても良かったかなーと思えます。
魔法の燃費の悪さ
本作には時間経過で溜まっていく SP を使用するスキルと、自然回復しないが即時発動できる MP スキルがあります。
しかし MP スキルは全体的に消費量が多く、序盤では初歩的な魔法ですら数発しか撃てません。
しかも単体攻撃魔法の威力は低く、弱点を突かない限りは戦士キャラの物理攻撃よりも弱いです。
HP 回復アイテムが豊富に手に入る本作では、耐久力の高い戦士キャラで固めてアイテムを使うほうが安定感があります。
魔法使いには耐久力やMP管理などのデメリットがあるので、それを補えるだけの火力を持たせるべきです。
弱点がわかりにくい
上で書いたとおり、魔法攻撃を有効に使うには敵の弱点を知る必要があります。
しかし敵の弱点を知る方法は限られており、中盤以降に本拠地に作れる「図書館」でエネミー図鑑を見る(=本拠地まで戻る)か、手当たり次第に攻撃を当ててみてダメージの変化を一つずつ確認しないといけません。
毎回そんなことをするくらいなら、高耐久の物理キャラで長期戦に持ち込むほうが確実です。
もし以下のような仕様になっていたら、もう少し変わったかもしれません。
- 弱点/耐性の攻撃をしたときにダメージの色が変わる(結果がわかりやすい&気持ち良い)
- 弱点/耐性が判明している敵は、カーソルを合わせたときに弱点/耐性を確認できる
- 図書館を建設するとエネミー図鑑がもらえ、どこでも確認できる
移動が面倒(特に序盤)
ゲームを進めるとファストトラベルができるようになるのですが、それまでは移動がかなり面倒に感じました。
本拠地から他のエリアに遠征しているとき、新しいキャラクターの装備を買うためには毎回ダンジョンを歩いて通り抜ける必要があります。
街やダンジョンは全体的に広めなので、移動速度をアップするサポートメンバーがほぼ必須になり、装備やメンバー選びの自由度を下げてしまっているように感じました。
最近の JRPG によくある「チュートリアルを終えたらファストトラベルを開放する仕様」に合わせてもよかったのではないでしょうか。
方向性は大好きだからこそ、「惜しい」ゲーム
以上、『百英雄伝』のレビューでした。
幻想水滸伝が好きで、それを踏襲している本作のシステムも好きになれたからこそ、バトルや移動などの部分がとても残念に思えました。
次回作に期待しています!
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