※この記事はただの思考遊びです。
コンビニ店員さんを揶揄するような意図は一切ありませんので、どうか怒らないでくださいまし🙇♂️
レジ袋有料化がもたらす、コンビニ店員の激務化
レジ袋が有料化されてしばらく経ちました。
コンビニ店員をされている方々にとっては、明らかに袋が必要な場面であっても袋の有無を確認する義務が発生してしまいました。
この工程が増えることで僕ら買い物客との会話量は約20%増(当方調べ)、それだけでなく返答の待ち時間も生じます。
毎日数百人の買い物客を相手にすることを考えると、店員さんの労力はかなりのものになると想定されます。
いちプログラマーであり、買い物客に過ぎない僕ができること。
それは、
- 店員さんとのやり取りを分析・最適化し
- 買い物客1人あたりの会話量、および所要時間を最小にする方法を考え
- 全ての買い物客に提案すること
です。
たとえ1人あたり1秒であっても、数百人ともなれは数分の短縮になります。
チリも積もれば何とやらです。
全体像の把握
最適化の基本は計測です。
計測なくして最適化なしです。
購入時のやり取りを入念に観察し続けたところ、以下のようなシーケンスによって成り立っていることがわかりました。
店員「いらっしゃいませ」
(商品をレジに置く)
店員「袋はご利用ですか」
客「はい/いいえ」
(商品をスキャン)
店員「○○円になります」
客「あ、Suicaでお願いします」
店員「はい」
(レジを操作)
(Suicaで支払い)
店員「レシートはご利用ですか?」
客「はい/いいえ」
店員「ありがとうございました」
とても長いですね。
これをどうにか短縮できないものでしょうか。
袋の有無確認
まずは冒頭でも述べたレジ袋の有無について考えてみます。
この工程の問題は、袋の有無によらずに
ふくろはごりようですか?
と聞かなければならないことです。
処理時間は11文字にも及びます。
それに対して僕らの返答は
はい/いいえ
のみ。
処理時間は長くても3文字。
これではあまりにも楽をし過ぎています。
僕らと店員さんとの関係は、n:1です。
n回分の処理を担わなければならない店員さんの処理時間を短縮することが、全体の最適化に繋がります。
つまり、僕らが先に
ふくろをいただけますか/いりません
と言ってしまえば良いのです。
こうすれば店員さんの返答内容は
はい
だけになり、処理時間は逆転します。
タイミングは商品をレジに置きながら言うのが良いでしょう。
置いてから言おうとすると店員さんの質問と被ってしまったり、置いてから言い終えるまでの間に待ち時間が生じてしまったりします。
支払い方法
支払い方法の指定のやり取りについても、見直すことができます。
- 店員さんが金額を言い終えてから
- 支払い方法を指定して
- その方法をレジに入力してもらう
この間にも、こちらの返答を待つ時間が生じています。
金額を言うタイミングで支払い方法がわかっていれば、店員さんは金額を言いながらレジを操作することができます。
口というリソースと手というリソースは独立しており、並列化が可能だからです。
しかし支払い方法を告げるタイミングが早過ぎるのもよくありません。
支払い方法の宣言と実際の使用箇所が離れることで、宣言の内容が途中で失われてしまう恐れがあるからです。
これは店員さんに
支払い方法は何でしたっけ?
と聞き返す手間をかけさせてしまうことになり、重大なタイムロスが発生します。
変数のスコープは最小限にせよの鉄則に従い、支払い方法の宣言はできるだけ直前にするべきなのです。
早過ぎると情報欠落の恐れがあり、遅過ぎると金額の提示と被る恐れがあります。
最後の商品をスキャンするタイミング
あたりが良いものと思われます。
レシートの有無
Suicaを利用する場合、レジにSuicaを読み取らせている間は店員さんの待ち時間になります。
この時間にレシートの有無を伝えることで、待ち時間を利用して店員さんの
レシートはご利用ですか?
を
はい
まで短縮することができます。
あるいはSuicaのスキャンが完了し、レジの開く音をスタート音にして、
レシートは結構です(ドヤッ
と言い残して去るのも、なかなかクールな解決方法かもしれません。
颯爽と去りゆく背中に受ける店員さんからの
ありがとうございました
は僕らの明日への活力となるのです。
最適化後
以上の最適化を施したシーケンスが以下です。
店員「いらっしゃいませ」
(商品をレジに置きながら)
客「袋は結構です」
店員「はい」
(商品をスキャン)
客「支払いはSuicaでお願いします」
店員「はい。○○円になります」
(レジを操作)
(Suicaで支払う)
客「レシートは結構です」
(ザッ!)
店員「ありがとうございました」
何ということでしょう✨
店員さんの話す内容が減り、全体の待ち時間も短縮されています。
このやり取りが数百回になってくれば、削減の効果は大きなものになるでしょう。
まとめ
僕のプログラマーとしてのこれまでの経験を生かし、コンビニ店員さんの労力を減らすために僕らにできることを提案させていただきました。
是非この方法を実践し、日本中のコンビニ店員さんの業務を効率化していきましょう!
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