【レビュー】世界一流エンジニアの思考法

どうもです、タドスケです。

先日、『世界一流エンジニアの思考法』という本を読みました。

僕の今後のキャリアについて、考えを改めるほどの衝撃があったので、記事にまとめたいと思います。

この記事では、僕の実体験を踏まえた感想にフォーカスします。

「個人の感想とかいいから、要約だけくれ!」という方には、以下の動画をオススメします。

目次

一流エンジニアでも、特別「頭がいい」ワケではない

この本を読み始めるやいなや、著者は冒頭からいきなり「自分は三流だ」と言い切ります。

子どもの頃からプログラマーに憧れていたものの、システムエンジニアになっても全くプログラムが書けず、大人になってから ADHD と診断され…という散々なスタート。

そこから著者は努力と工夫を重ね、44歳でマイクロソフトへの転職に成功します。

仕事をしながら周囲の一流エンジニアを観察していたところ、彼らの圧倒的なパフォーマンスが「頭の良さ」ではなく「思考法」によって生み出されていることに気が付いたそうです。

この話に、僕はとても勇気付けられました。

僕もプログラマーとして15年以上やっていますが、未だに自分のプログラミング能力には自信が持てずにいます。

周りの人は自分より遥かに早く物事を理解し、結果を出しているように思えます。

だから僕は「プログラミング以外の能力(文章力、プレゼン力など)」を伸ばし、掛け合わせることでどうにか生き残ってきました。

著者も昔は同じようなことに悩んでいたと知り、とても親近感を覚えるとともに、

この本のやり方を取り入れていけば、僕も自信が持てるようになるかもしれない…!

と思いました。

理解に時間をかける

著者は、「一流エンジニアでも、担当ではない箇所の理解には時間がかかる」といいます。

ただし彼らが違うのは、「理解するのに時間をかけ、成果を急がない」ということ。

新しいシステムのチュートリアル動画は、「わからなかったから10回も見直した」などと言い合っているそうです。

この話も、僕の最近の経験から強く同意できます。

僕はこれまで、「マニュアルにざっと目を通したら、あとはやりながら理解を深めていく」というスタイルでした。

最初のうちはやってみないとわからないことも多いので、これでいいシーンはあると思います。

しかし、既存のコードに手を入れるようなケースでは、理解があやふやなまま「たぶんこれでいけるだろう」と実装を進め、後になってから勘違いに気付き、作業をやり直すハメになってしまうこともありました。

最近になって、既存のコードの構造をリファクタリングしながら整理して、処理の流れを図を描いて人に説明できるくらいになってから実装を進めるようにしたところ、明らかに実装の精度が上がってきました。

本の中にあった

自分が新人だろうがベテランだろうが、うまくいっていないものは「わかっていない」

という言葉は、この事を端的に表していると思いました。

いかに脳みその負荷を減らすか

一流のエンジニアたちは、たくさんの情報を素早く処理できているように見えますが、それは「脳に負荷をかけない思考法」をしているからだと著者は言っています。

  • 1日4時間は、1つのことに集中する
  • コードは詳細まで読まず、図を描きながらインターフェースや構造だけを見るようにする
  • 自分がやったことを徹底的に理解し、次からは調べなくてもできるようにする
  • チャットの返信は30分〜1時間に1回

この辺の話は、以前に読んだ『プログラマー脳』と共通する部分が多くありますね。

不確実性を受け入れる

ソフトウェア開発は、「予想できないこと」の連続です。

しかし日本人には「不確実なことは避けたい」という文化的な性質があり、これが日本でのソフトウェア開発を難しくしています。

「一度決めた納期は絶対」の宣言のもと、多くの開発者は無理を強いられた経験があると思います。

かくいう僕も、無理をして体調を崩したことがあります。

いっぽう海外の開発チームでは、納期は「今のところはこういう予定」程度のもので、間に合いそうになければすぐに機能を縮小したり、計画を変更したりするそうです。

だからといって、日本でもすぐに同じようにするのは現実問題、難しいところです。

まずは小さなチームでアジャイル開発に取り組み、成功事例を発表するなどして、少しずつ広めていくしかなさそうですね…。

仕事と人生の質を高める生活習慣術

この本では、著者が実践している生活習慣術も多く紹介されていました。

「一流の仕事をするためには、まずは健康から」というのは、どの本でも共通して言われていることですね。

僕が実践したいと思ったことを3つ紹介します。

時間を区切って学習時間を確保する

  • ランニングや勉強は、時間を区切ってやる
  • 「完了」に焦点を当てず、時間がきたら強制終了する

英語学習やボイトレなど、僕も「毎日これをやる」というのは実践していますが、いずれも「分量」を基準にしています。

プログラミングの学習だと、つい「このプログラムが動くまで」という区切りを設けてしまい、予期せぬバグ調査に時間をかけ過ぎて、グッタリ疲れてしまうこともありました。

「自分にとって疲れずに集中できる時間」を1単位として、その時間の中でできることをやるようにしたいと思います。

そのためにも、プログラミングのような大きな作業は、前もって細かいタスクに分けておくなどの方法を試してみます。

集中して疲れたら、いつもと違うことをする

リモートワークでは、その気になればすぐに横になって休むこともできます。

疲れたとき、これまでは昼休みに仮眠を取っていたのですが、つい寝過ぎて逆にだるくなってしまうことも…。

眠りたい気持ちをグッとこらえて、外をゆっくり散歩する習慣を持ちたいと思います。

テストステロンを意識的に増やす

最近、原因不明の体調不良に悩まされることが増えてきました。

なんだかんだで僕も気が付けばアラフォーなので、年齢によるトラブルには備える必要がありそうです。

運動や睡眠は日ごろから気を付けていますが、「テストステロンの量」については、あまり意識することはありませんでした。

本の中ではテストステロンブースターというサプリがおススメされていたので、試してみようと思います。

海外企業への興味

以上、この本の内容で印象に残った点についてまとめてみました。

本を読み終えてみて、

僕も一度は海外企業で働いてみたい!

と思いました。

もちろん全ての海外企業がこの本で言われているような場所ではないと思いますが、それでも「一度挑戦してみた」という経験は、きっと貴重なものになると思うのです。

今の仕事はとても満足していて、まだやりたいこともたくさんありますが、いつかまた転職を考えた時、選択肢の一つとして「海外企業」を選べるように、今から少しずつ準備を進めていこうと思います!

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