繰り返しブロックを使うと「何度もやる処理」を簡単に作れますが、使う際には注意が必要です。
野菜を1つ切る処理があったとします。
この処理は、包丁の出し入れもセットになっています。
ここで野菜を3つ切りたいと思った場合、よくやりがちな間違いは、このセットをそのまま繰り返しブロックに入れてしまうことです。
実際に行われる処理は、以下のようになります。
- 包丁を出す→野菜を切る→包丁をしまう
- 包丁を出す→野菜を切る→包丁をしまう
- 包丁を出す→野菜を切る→包丁をしまう
普段の生活でこんなことしませんよね?
- 包丁を出す→野菜を3つ切る→包丁をしまう
というようにするはずです。
この場合、「野菜を切る」処理だけを繰り返しブロックに入れるようにすれば、無駄のない処理になります。
特に「既にある処理」を後から繰り返したいと思った時に起こりやすいです。
繰り返しブロックに他の処理を入れる場合は、「本当に繰り返しが必要なのはどの処理か?」を考えるようにしましょう。
目次
もっと深く学びたい方へ
プログラムが速く動くように調整することを「最適化」と言います。
最適化を行う際にまず注目すべきは「何度も呼ばれている処理=繰り返しの中身」です。
非常に多くの繰り返し処理を行う場合には、中身の処理ができるだけ少なくなるように、準備・後片付けなどの「一回だけ呼べば良い処理」は繰り返しの外に出すようにしましょう。
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