どうもです。タドスケです。
現役ゲームプログラマーの僕が、
これまでにいただいた質問をまとめるシリーズ。
今回はTwitterのフォロワーさんからいただいた以下の質問に答えたいと思います。
娘がゲーム業界を志望しています。
プログラミングが得意なのですが、趣味でノベルを書いており、シナリオライターにも興味があります。
プログラマーとシナリオライター、どちらで志望するべきでしょうか?
今回は現役ゲームシナリオライターの奥さんからも意見をもらいましたので、よりリアルなお話ができるかと思います。
回答内容は僕の個人的な見解です。 業界・会社を代表するものではありませんので、ご了承ください。
結論
「本人がやりたいようにやるのが一番」というのは簡単ですが、ゲーム業界で手堅いキャリア形成を心がけてきた僕の立場から、より確実性の高いアドバイスを送らせていただきました。
- まずはゲームプログラマーとして働く
- 趣味でインディーゲームのリリース実績を重ねる
- 趣味のゲームが当たったら、その実績を武器に転向を目指す
まずはゲームプログラマーとして働く
ゲームプログラマーに比べてシナリオライターは非常に狭き門です。
その狭き門のほとんどは実務経験者や外部の有名作家で占められ、実務未経験でいきなり入れる可能性はかなり低いでしょう。
入れなかった場合のことを考えると、いきなりシナリオライターだけで食べていこうと考えるのはリスクが高くなります。
その点プログラマーであれば、
- とりあえず食べるのに困らない
- 他業界にも転職しやすい
- 趣味のゲーム制作にも活かせる
というメリットがあります。
まずは得意を生かして足場を固めることをオススメします。
趣味でインディーゲームのリリース実績を重ねる
プログラマーとして安定した収入を得られている間に、趣味のゲーム制作を行います。
そこで存分にシナリオライターとしての腕を振るってください。
ノベルを書くのも良いですが、ノベルとゲームシナリオは微妙に異なるスキルなので、実際にゲームを作りながら学ぶのが一番です。
作ったゲームは自サイトやSteamなどで積極的に公開し、ユーザーの反応を見ましょう。
趣味のゲームが当たったら、その実績を武器に転向を目指す
趣味のゲームがヒットしたら、その実績を武器に社内での転向・他社への転職・独立に挑戦してみてください。
「あのゲームのシナリオ、全部私が作ってます」と言えるのは強いです。
仮に受からなくても、そのまま今の生活を続けることもできるので、リスクもありません。
足場を固めることの重要性
今回特に僕がお伝えしたいことは「足場を固めることの重要性」です。
ゲーム制作はどうしても「当たり外れ」のある世界なので、挑戦し続けることが大事なのです。
安定した収入を先に確保することで、何度でも挑戦することができます。
それに得意な分野では成果が出やすく、周りからも頼りにされるので、仕事にやりがいも出てきます。
案外プログラマーの仕事が気に入って、「このままプログラマーがいいや」となるかもしれません。
何を隠そう、僕もそうでしたからね😁
(元プランナー志望)
以上、参考になれば幸いです。
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