【コードのないプログラミング教室】何にでも点をつけてみよう

選ぶものがたくさんあるとき、どれを選べばよいか迷うことはありませんか?

そんなときのために、日ごろから「何にでも点をつける」練習をしておくと効果的です。

例えばパン屋さんで買い物をするとき。

大きなパン、甘いパン、安いパンなど、並んでいるパンには色々な特徴があります。

特徴をいくつか取り出して、点をつけてみましょう。

一方で、パンを買うあなたにも「好み(甘いものが好き、など)」や「その日の気分(お金があまりない、など)」があります。

これにも点をつけてみましょう。
これを「重み」と言います。

パンの特徴ごとの点に、それぞれ重みを掛け合わせて、合計点を計算します。

これを迷っているパン全てに行い、合計点が一番高くなったパンを選べば、その日のあなたにとって最高のパンになる可能性が高いです。

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もっと深く学びたい方へ

この考え方は、戦略ゲームの敵 AI などにも使われています。

例えば「遠距離型」の強い敵を作りたいときは、「プレイヤーに攻撃がギリギリ届く範囲で、盾になる味方の後ろ」に移動させると、「強い敵」になります。

このような敵に対しては、「プレイヤーとの距離」「前にいる味方の数」などの重みを大きめに設定してあげるとよいでしょう。

逆に「盾型」の強い敵を作りたいときは、プレイヤーにガンガン近づいてくれたほうがよいので、「プレイヤーとの距離」「前にいる味方の数」などの重みは小さく設定します。

こうすれば、基本的な AI の仕組みは変えず、重みの値を変えるだけで色々なタイプの敵 AI を作れるようになります。

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