どうもです。タドスケです。
会社勤めの方で
男は家庭を持って一人前だ
というセリフを聞いたことのある人はいるでしょうか?
僕の会社ではありませんが、知人などからこのような話をたまに耳にします。
独身の方に対する差別的な表現でもあり、最近では減ってきましたが、実際に結婚生活と育児を経験してきた中で、
100%ウソとも言い切れない
と思うようになりました。
はじめに断っておきますが、僕は子どものいない人や独身の人が劣るとは全く思いません。
上記の発言が偏見のように聞こえるのは事実だと思います。
しかし「家庭持ち」という肩書が、世間にとって少なからず意味を持っていることは確かだと思うので、僕の考えを書いていきます。
「家庭持ち」は「大卒」と似ている
僕の出した結論はこれです。
社会において、大卒だから必ずしも優秀とは限りません。
しかし、「慶應卒」「東大卒」とか言われた時に、「優秀そうだな」と感じる人は多いのではないかと思います。
これは、
- 厳しい受験を乗り越えた経験がある
- 少なくとも勉強はできる(だから仕事も早く覚えてくれるかも)
という、最低ライン保証のような期待を抱くからではないでしょうか。
「家庭持ち」に抱くイメージ
これと同様に「家庭持ち」という肩書きについても、少なくとも以下の前提条件をクリアしていることが期待されます。
- 他人とうまくやっていける人間性
- 自己管理ができる
自分が経験してみて思いましたが、結婚生活や育児で学ぶことは多いです。
体調不良期の奥さんの気持ちに配慮しながら、不要な争いを避けるために言葉を選んだり、先回りして家事をやっておく。
子どもを保育園に送るために、毎朝同じ時間に必ず起きる。
そのために生活リズムや体調を管理する。
将来の見通しを立てて家計の戦略を練る。
これらの経験は全て仕事にも生かせるものです。
だからこそ「家庭持ちである」ということは、これらの経験をしてきているという最低保証のような期待を抱かれるのではないかと思います。
独身は不利なのか
じゃあ独身は不利ってこと?!
初めにも書いた通り、そんなことはありません。
要は世間が「大卒」「家庭持ち」に抱く期待と同じような肩書き、実績、経験があれば良いのです。
- 高校で起業
- 国家資格を持っている
- 海外留学経験がある
- バイトでリーダーを任されている
- 自作アプリをリリースしている
- 日本中のメロンパンを食べ歩いた
上記はいずれもこれができるだけの能力を持っているという証明になります。
「大卒」「家庭持ち」は、その立場にいるだけで半強制的に経験を積めるので、誰の目にもわかりやすいというだけかな、と思います。
既に会社の中にいて、実績や周囲からの信用が十分にあるなら、気にすることはありません。
まとめ
肩書きだけで人を判断するような行為は良くありませんし、僕もそうしないように心がけていきたいと思います。
ただ、このような発言を「差別だ!」と一蹴するのではなく、発言の出てくる背景について考えてみることで、自分の今後の行動に繋がるヒントが得られることもあるのかなと思います。
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