ある休日。
子どもをベビーカーに乗せて、親子3人で繁華街に遊びに行った日のこと。
繁華街の駅まで電車で行き、ホームに降りると、改札階に行くためのエレベータ前には僕らと同じベビーカー親子の行列が!
このままエレベーターの順番を待っていては時間がかかってしまう!
そう思った僕は、子どもを乗せたベビーカーを担いで階段を降りました。
うちのマンションにはエレベーターが無いので、ベビーカーを担いでの階段の上り下りは特別なことではありません。
階段を降りてふと後ろを振り返ると、他のエレベータを待っていたお父さんたちがぞろぞろとベビーカーを担いで降りてきました。
奥さんがこの光景を見て、
ファーストペンギンになったね!
と言いました。
ファーストペンギンというのは、ペンギンの集団の中で一番最初に海に飛び込むペンギンのことで、このペンギンが飛び込むことで、他のペンギンも続いて飛び込むようになるそうです。
エレベーター前でずっと待っていたお父さんにとって、最初にベビーカーを担いで階段を降りるという選択をした僕は、ファーストペンギンならぬ、「ファーストお父さん」といったところでしょうか。
追従した理由が、
「なるほど、その手があったか!」と思ってもらえたからなのか、
奥さんに「あなたは行かないの?(ニコッ」と言われたからなのかは定かではありませんが……
自分の何気ない行動が、他の人の行動を変えることがあるんだな。
ということを実感した次第です。
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