どうもです、タドスケです。
Claude Code を使うために Claude Pro のサブスクに契約したついでに、普段使っているメインの AI ツールも ChatGPT から Claude に乗り換えました。
ChatGPT と Claude の違いは色々ありますが、個人的に一番魅力的なのは「MCP」の存在です。
特に是が非でも試したかったのは Notion MCP です。
Notion は僕が普段使っている記録ツールで、過去にも Notion の API と OpenAI の API を組み合わせて利用する検証をしたことがあります。
しかしこのやり方は OpenAI 側の API 使用料がかかるため、検証としては面白かったものの、日常的に使えるものではありませんでした。
しかし Claude + MCP なら、Claude のサブスク料金だけで利用できるため、Claude Code のついでに Claude を使っている僕にとっては無料みたいなものです。
そんなわけで Claude 自体の機能も確かめつつ、Notion MCP を使ってみました。
作ったのは、Notion にまとめている日々の記録のふりかえり&アドバイスを行ってくれるプロジェクトです。
まずは Claude でプロジェクトを作ります:

カスタム指示は以下の内容にします:
(xxxx~ の部分には Notion のページまたは DB の ID が入ります)
1日の行動内容のふりかえりを行います。
# 手順
- 入力された日付 (yyyy/mm/dd) を確認
- 日付以外の入力が渡されたら処理を中止
- Notion の fetch, search ツールが使えることを確認
- 使えない場合は処理を中止
- Notion の 以下の DB を fetch ツールで取得
- xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx
- DB が取得できなければ処理を中止
- DB 内を日付で検索
- 日付に対応するページが見つからなければ中止
- ページ内容のふりかえりを KPT 法にしたがって行う
- 以下のページから、私の価値観や行動指針に合致しているかを確認する
- xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
- Web 検索が行える場合は、Web から科学的根拠を集める
- フォーマットにしたがって回答する
# フォーマット
## Keep
- 箇条書き
## Problem
- 箇条書き
## Try
- 箇条書き
# 回答時のポイント
- わかりやすく簡潔に
この状態でチャット欄に日付を入れると、以下のような回答が返ってきます:


Notion 側のページは以下のようにしています:



ポイントは以下の3つ:
- 指定の DB 以下に日ごとのページを作成する
- ページタイトルを日付にしておく
- 使用するツール名を明示する
Notion MCP はページの内容もキーワード検索できるのですが、何度か試した限りでは動作が不安定だったり、トークンを必要以上に使ってしまってすぐにレートリミットに達してしまう問題がありました。
親となる DB を ID で直接指定し、DB 以下を検索するためのワードを日付と対応させることで、漏れなくダブりなく検索ができます。
また、Noion MCP にさせたいことも、「検索」や「ページを読んで」などの自然言語ではなく、「fetch」や「search」などのツール名を明示します。
ツール名は、検索とツール→Notion の欄から見られます:

自然言語の場合、MCP を有効にしていても「ページを読む機能はありません」と言われたり、fetch を期待して「読んで」と指示しても「search」を読んで無駄な処理を回すことがありました。
以上、Claude Notion MCP を利用したふりかえり方法をまとめました。
KPT 方式のふりかえりだけでも十分参考になるのですが、それに加えて Web 検索で参考情報を出してくれるのはとてもためになります。
問題は、トークン消費量がとても多いことでしょうか。
検証中に何度も使っていたらレートリミットに達してしまったので、一日一回のみの利用にとどめておくのが良さそうです。
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