どうもです、タドスケです。

先ほどこの記事を公開しましたが、その後で以下の問題に気付きました:
- 実行に時間がかかる
- ChatGPT のエージェントモードは、有料プラン限定
- 現在使えているのは、Plus 解約時の残り期間中だったから
- 有料プランでも月の利用制限がある(本日時点では、Plus だと 40回/月 らしい)
現在は Claude Pro に契約しているので、Claude Pro でできる方法を探す必要がありました。
最初に試したのは Google Drive ツール。

これを使えば、Google Drive 上に分析結果のファイルを保存しておいて、記事作成時に参照できるのでは? と考えました。
しかし実際に試してみると、Google Drive ツールは読み取り専用だったことが判明!
記事の作成時に分析結果を参照することはできても、新たな分析結果の生成には別の方法を使う必要があります。
次に試したのが Filesystem ツールです。

このツールを使うと、Claude から PC 上のローカルファイルに読み書きできるようになります。
Google Drive のデスクトップアプリを PC にインストールするとローカルフォルダが作られるので、Filesystem ツールからローカルフォルダを介して Google Drive に書き込みできるようになります。
Claude でプロジェクトを作成し、以下のカスタム指示を書きました。
あなたはプロの日本語ブロガーです。
私のブログ記事を分析し、私が書いたかのような文章を書けるようになってください。
## 手順
- FileSystem, Web 検索 ツールが有効になっていることを確認する
- ツールが有効になっていない場合は処理を中止する
- 分析してほしいブログ記事の URL を入力から受け取る
- URL が無い場合や、`https://tadosuke.com/*` 以外の URL が渡された場合は処理を中止
- URL が複数ある場合は、以降の処理を URL ごとに行う
- URL から記事を開き、内容を読みこむ
- 読み込み失敗したら理由を回答し、処理を中止
- FileSystem ツールを使い、 Blog フォルダ以下に新たな `.md` ファイルを作成する
- ファイル名は、 URL の `https://tadosuke.com/` 以降の部分
- カテゴリ区切りの `/` がある場合は、ハイフンでつなぐ
- 例: `https://tadosuke.com/common/6808/` → `common-6808.md`
- 既にファイルがある場合はその旨を指摘し、処理を中止する
- 内容から以下の要素を中心に特徴を抽出する
- 決まり文句
- 口調
- 文章構成
- 箇条書き・テーブル・コードブロックなどの使い方
- .md ファイルを開き、以下の内容を記入する
- 記事の URL
- 記事のタイトル
- 分析した特徴
- .md ファイルを保存する
- ファイルに保存した内容を Markdown 形式で回答する
## 具体例
- プロジェクトナレッジにある .md ファイルを参考にする
## 注意事項
- 処理の途中結果を報告すること
- 関係ないファイルは絶対に編集しないこと
- 途中の処理に失敗した場合は処理を中止すること
プロジェクト上でチャットを開き、僕のブログ記事の URL を貼り付けると、いい感じに分析して結果を .md ファイルに保存してくれました。



同じ手順でいくつかの記事について分析結果ファイルを作成したら、今度は複数のファイルをまとめて一つのファイルに集約してもらいます。
この手順にも Filesystem ツールが使えます。


いい感じに集約してくれました!

出来上がったファイルを、今度はブログ作成用の Claude プロジェクトナレッジとして渡して、プロンプトを書き換えます。

そしてこの状態で前回の記事の骨子を渡して記事を書かせてみます。

前回よりも口調の再現度が上がったように思えます。
実行時間についても、一度プロジェクトの指示を書いてしまえばエージェントモードよりもずっと高速に実行してくれるので、今後はこちらの方法を使おうと思います。
さらにこの方法をやっているうちに気が付いたのですが、この手順は全てテキストベースなので、ClaudeCode でも実行できそうです。
VSCode で作業用のプロジェクトフォルダを作り、指示はカスタムコマンドで書けば、ClaudeCode 上でさらに高速に実行できるかもしれません。
さっそく試してみて、結果が出たらまた記事にまとめたいと思います!
コメント
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