どうもです、タドスケです。

以前に書いたアトミックノートの方針にもとづき、ボイトレやシステマに関する知識や練習中の気付きをノートにまとめていたところ、システマの多くの考えがボイトレに応用できそうだと改めて思いました。
この記事では、参考にしたシステマの考えと、それをもとにした3つの練習方法についてまとめます。
「洗練される」とは?
最近注目しているのはこちらの考え:

書籍『禁断のボイストレーニング』では、歌に必要な多くの筋肉は「不随意筋(意思でコントロールできない筋肉)」だというようなことが書かれています。
上の図の考えに基づいたトレーニング方法であれば、コントロールできない不随意筋に対して、脳の自動調整機能を活用した効果的なアプローチができそうです。
脳に任せるボイトレ
最初に思いついたのはこちらの練習方法:

声を筋肉のコントロールで作ろうとするのではなく、特に意識せず楽に発生している状態の筋肉の緊張の「観察」に徹することで、脳へのフィードバックを増やし、寝ている間の学習効果を高める狙いがあります。
実際にこの練習法を試したところ、練習自体はさほど疲れないのに、次の日に声が出やすくなっている感覚がありました。
脳に任せるチューナートレーニング
次に思いついたのはこちらの練習法。チューナーを利用したピッチトレーニングへの応用です:

これまでやっていたチューナー練習の動画はこちら:
https://www.youtube.com/shorts/BDh9_XtghYw
上の動画でもやっているように、これまで僕がチューナー練習をする際には、チューナーの画面を見ながら声を出していました。
チューナーのサンプル音に合わせて声を出すという意味では、「筋肉の動きで声を作る」動きになりにくいのですが、それとは別に以下の問題があることに気付きました:
- 画面に注視することで、無意識に前のめりになり、不要な緊張が生まれてしまう
- チューナー画面の反応がわずかに遅れるので、リアルタイムの正確なフィードバックが得られない
- 画面の表示に気を取られ、身体感覚の観察が疎かになる
その対策として思いついたのが、チューナーの画面を見ずにサンプル音声と自分の声がピッタリ合ったときに生まれる「共鳴」を身体全体で感じるというアプローチです。
この方法なら、身体感覚の観察に集中しつつ、正確なピッチで声が出ているかどうかを「共鳴」で判断できます。
「反動によるリラックス」を利用したロングトーン練習
システマの「深い緊張の後には、深いリラックスが訪れる」という考えについてもボイトレに活かせるのではないかと思い、以下の練習法を考えてみました:

一つめの「脳に任せるボイトレ」が発声中の緊張だけを観察していたのに対し、こちらのやり方では発声後に回復していく過程も観察するようにしています。
どんなに楽に発声したとしても、発声中は身体を操作する意識(アウトプット)を完全にゼロにはできません。発声に使われている不随意筋の動きを観察するには限界があります。
しかし、発声を終えた後の回復ターンであれば、発声に使われた筋肉の緊張→リラックスの観察(インプット)を最大にできます。
アウトプット/インプットについて詳しくは以下の記事に書いてあります。

このやり方を思いついたのが今日なので、しばらく続けてみて効果を確かめてみます。
以上、現状報告でした。

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